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アスペ妻と理系男子夫とのおかしな夫婦闘争

アスペルガー自身から見たアスペルガーとは

アスペルガーでも成長する1 暗黒の時代②

アスペ妻

この時期は私にとって暗黒の時代です。辛い思い出あるからではありません。記憶が本当にあまりないのです。

しかし、いつからか、私には空想の世界があり、それは結構よく覚えています。歩いている時はほぼいつも空想の世界の住人で、そして空想の世界に入りながら眠るという日々でした。現実よりも空想の世界が大好きで、かなり入り浸っていました。空想するためだけに歩いていたりしたので、他から見たら異様に見えたかもしれません。。。

最初は、大好きなマンガに自分が入るところから始まりましたが、色々と他の人物を登場させ、空想の世界は現実の世界と同様に進んでいきます。空想の世界の住民は、私とコミュニケーションがちゃんと取れ、自分を理解して受入れてくれるので、本当に居心地のよい世界でした。

しかし、現実の世界では、私とコミュニケーションを取れる人が少なく、私を理解して受け入れてくれる人もいませんでした。でも、私には空想の世界の住民達がいたので、全く寂しくなかったのです。そのためか、現実の世界で他人と深く関わろうとも思いませんでした。

もちろん、当時は近所の子供達が集まって、缶けりしたりかくれんぼしたりというのが普通だったので、誘われればそういった遊びにも行っていました。全く他人と交流が無かったわけではありません。一人でいる方が好きで、たまに居留守をつかったりしたこともありましたが、外で遊ぶんだら遊んだで楽しくはありました。月に一、二回は友達の家に行くことことにこだわっていましたし、空想するために歩き回っていたので、ずっと家にいたわけではありません。

また、異常なほどの集中力というか、思考が一方通行になることがよくありました。例えば、マンガを読んでいると全く周りの音が耳に届かなくなり、自分を呼んでいる声も聞こえませんでした。マンガでもテレビでも、一旦スイッチが入ると、その中に入りこみ、周りをシャットダウンさせていました。母親に、何度もその状態を怒られた記憶があります。


他人が自分のことを「変」と言っていることに気づく。


これってそんなに大きなきっかけなのかと思うかもしれません。でも、これは初めて外の世界に興味を持った瞬間だったのです。小学2年生の頃だと思いますが、いつだったかははっきりとは覚えていません。でもそれは、社会(外の世界)へつま先が入った瞬間でした。

知的に問題は全く無かったので、「普通」に見えるはずなのに、会う人会う人から「変わっているわね」と言われるのです。あまり言われるので、他の人も言われていることだと思っていました。そして、その意味することまでは、その頃の私は、興味を持つことはありませんでした。

本当にびっくりするくらい、外の情報が自分の中に入ってくるのは時間がかかるんです。それは、外の世界に興味が無かったからなんです。